ラテックスマットレスができるまで
【目次】------------------------------------------
1、ゴムの木林で樹液採集
2、ラテックス寝具工場へ
3、パイプの連結
4、金型で加熱
5、型からはずす
6、洗浄→脱水→乾燥
7、点検と縫製
8、レポート
----------------------------------------------------
1、ゴムの木林で樹液採集
ラテックス枕やマットレスは、天然ゴムの木の樹液から作られます。
ゴムの木の表面に、キズを付けると、白い樹液が染み出してきます。
樹液をお椀に集めて、人の手で集めていきます。
一日に一本のゴムの木から採れる樹液の量は、非常に少ないです。
ラテックスの最盛期12月〜2月には、お椀があふれるほどになりますが、
その他の季節はその半分以下、50ccほどです。
それでも、樹液の採集は一年を通じて行われます。
樹液を集める作業は、時間との勝負です。
2時間で終わらせなければなりません。
なぜなら、樹液は3〜4時間で固まりはじめるからです。
採集した樹液はアンモニアを加えて、腐敗と凝固を防止します。
※アンモニアは後に洗浄作業をする工程で排除されます。
2、ラテックス寝具工場へ
ゴムの木林で集められた樹液は、ラテックス寝具工場へ運ばれます。
↑ここがラテックス寝具工場↑
ゴム畑で採集された樹液が運び込まれます。オーライ!
運ばれてきた樹液は、工場の保管庫に移されます。
3、パイプの連結
次に、樹液を金型へ流すためのパイプを連結します。
いちど使ったパイプは、詰まってしまうため、
一回ごとにばらして掃除をし、連結しなおします。
金型は、熱を均一に届けるために、
ホコリや水分が残らないよう、空気ブラシで掃除します。
4、金型で加熱
いよいよ金型に樹液が注がれます。
白くて美しい樹液が、金型いっぱいに注がれます。
樹液を十分に注いだら、蓋を閉めて加熱します。
低い温度から徐々に100度近くまで温度を上げて、約40分間加熱します。
ゴムの木の樹液は、水分が約60%含まれまています。
加熱をすると、その水分が蒸気となって、工場中に充満します。
タイは一年中暖かく、夏季には35度を超える日もあります。
ただでさえ暑い気候の中、
金型を加熱する温度と蒸気で、工場内の気温は50度にもなります。
5、型からはずす
40分間かけてゆっくりと過熱された樹液は、ラテックスマットレスに生まれ変わりました。
しかし、作業はここで終わりではありません。
加熱が終わったラテックスマットレスは、まだ熱いうちに金型からはずされます。
手袋をはめていても、その熱気が手に伝わります。
6、洗浄→脱水→乾燥
型から外された、ラテックスマットレスは、
ローラーと呼ばれる、大きな洗濯機に運ばれます。
4000キログラムの圧力と水流で洗うことで、
腐敗防止のために加えた科学物質を取り除きます。
次は脱水です。
脱水は、大型の遠心力脱水機で行います。
ラテックスマットレスは水気を含んで、重量を増します。
濡れたラテックスマットレスを脱水機に入れる作業は、
全ての工程の中でもっとも重労働です。
遠心力で水気を飛ばしたラテックスは
ふたたびローラー洗濯機であらいます。
洗浄〜脱水の工程を、3回行い、化学物質を限りなく取り除きます。
3回の洗浄〜脱水工程を終えると、
遠赤外線乾燥機で、1時間ほど乾燥させます。
7、点検と縫製
最後に、弾力に問題はないか、形は綺麗かなど点検をして、
カバー縫製などを行い、お店へ送られます。
8、レポート
ラテックスマットレスや枕は、
100年以上も前から続く伝統的な技術によってつくられます。
そして、
ゴムの木林や工場は、
自然・時間・重量・熱・暑さ・蒸気・体力とのたたかいのような現場です。
ゴムの木の樹液は自然の素材のため、天気や気温の違いでも、その状態は異なります。
職人の方たちの観察力、微妙な加減によって、高い品質は保たれています。
自然の力、人の力、伝統の技術が、あなたの大切な眠りを支えます。
↑ページTOPへ↑
広告文責:株式会社COMAX JAPAN コマックスジャパン
【目次】------------------------------------------
1、ゴムの木林で樹液採集
2、ラテックス寝具工場へ
3、パイプの連結
4、金型で加熱
5、型からはずす
6、洗浄→脱水→乾燥
7、点検と縫製
8、レポート
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1、ゴムの木林で樹液採集
ラテックス枕やマットレスは、天然ゴムの木の樹液から作られます。
ゴムの木の表面に、キズを付けると、白い樹液が染み出してきます。
樹液をお椀に集めて、人の手で集めていきます。
一日に一本のゴムの木から採れる樹液の量は、非常に少ないです。
ラテックスの最盛期12月〜2月には、お椀があふれるほどになりますが、
その他の季節はその半分以下、50ccほどです。
それでも、樹液の採集は一年を通じて行われます。
樹液を集める作業は、時間との勝負です。
2時間で終わらせなければなりません。
なぜなら、樹液は3〜4時間で固まりはじめるからです。
採集した樹液はアンモニアを加えて、腐敗と凝固を防止します。
※アンモニアは後に洗浄作業をする工程で排除されます。
2、ラテックス寝具工場へ
ゴムの木林で集められた樹液は、ラテックス寝具工場へ運ばれます。
↑ここがラテックス寝具工場↑
ゴム畑で採集された樹液が運び込まれます。オーライ!
運ばれてきた樹液は、工場の保管庫に移されます。
3、パイプの連結
次に、樹液を金型へ流すためのパイプを連結します。
いちど使ったパイプは、詰まってしまうため、
一回ごとにばらして掃除をし、連結しなおします。
金型は、熱を均一に届けるために、
ホコリや水分が残らないよう、空気ブラシで掃除します。
4、金型で加熱
いよいよ金型に樹液が注がれます。
白くて美しい樹液が、金型いっぱいに注がれます。
樹液を十分に注いだら、蓋を閉めて加熱します。
低い温度から徐々に100度近くまで温度を上げて、約40分間加熱します。
ゴムの木の樹液は、水分が約60%含まれまています。
加熱をすると、その水分が蒸気となって、工場中に充満します。
タイは一年中暖かく、夏季には35度を超える日もあります。
ただでさえ暑い気候の中、
金型を加熱する温度と蒸気で、工場内の気温は50度にもなります。
5、型からはずす
40分間かけてゆっくりと過熱された樹液は、ラテックスマットレスに生まれ変わりました。
しかし、作業はここで終わりではありません。
加熱が終わったラテックスマットレスは、まだ熱いうちに金型からはずされます。
手袋をはめていても、その熱気が手に伝わります。
6、洗浄→脱水→乾燥
型から外された、ラテックスマットレスは、
ローラーと呼ばれる、大きな洗濯機に運ばれます。
4000キログラムの圧力と水流で洗うことで、
腐敗防止のために加えた科学物質を取り除きます。
次は脱水です。
脱水は、大型の遠心力脱水機で行います。
ラテックスマットレスは水気を含んで、重量を増します。
濡れたラテックスマットレスを脱水機に入れる作業は、
全ての工程の中でもっとも重労働です。
遠心力で水気を飛ばしたラテックスは
ふたたびローラー洗濯機であらいます。
洗浄〜脱水の工程を、3回行い、化学物質を限りなく取り除きます。
3回の洗浄〜脱水工程を終えると、
遠赤外線乾燥機で、1時間ほど乾燥させます。
7、点検と縫製
最後に、弾力に問題はないか、形は綺麗かなど点検をして、
カバー縫製などを行い、お店へ送られます。
8、レポート
ラテックスマットレスや枕は、
100年以上も前から続く伝統的な技術によってつくられます。
そして、
ゴムの木林や工場は、
自然・時間・重量・熱・暑さ・蒸気・体力とのたたかいのような現場です。
ゴムの木の樹液は自然の素材のため、天気や気温の違いでも、その状態は異なります。
職人の方たちの観察力、微妙な加減によって、高い品質は保たれています。
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