夢と睡眠の科学
私たちが眠っている間に見る「夢」。
その仕組みや意味について、ご存知ですか?
この記事では、睡眠と夢の関係について、化学的な視点と一般的な疑問を交えてご紹介します。

【目次】------------------------------------------
1、夢はいつ見るの?
2、夢にも役割がある
3、夢・おぼえていますか
4、楽しい夢と悪夢
5、夢に経験が影響する
------------------------------------------
1、夢はいつ見るの?
自分はあまり夢を見ないと言う人でも、実は毎日のように夢を見ています。
これはいったい、どうゆうことなのでしょうか?
実は、夢を見ていないのではなく、夢を見ても起きるときには「忘れてしまう」だけなんです。
睡眠には二種類の状態、レム睡眠とノンレム睡眠があります。
レム睡眠は「浅い眠り」、ノンレム睡眠は「深い眠り」と表現されることもあります。
どちらの睡眠の状態でも夢は見ますが、質的な違いがあるそうです。
一般的にレム睡眠時に見る夢には、物語性があり、視覚的にも豊かだと言われています。
これには、レム睡眠時の脳の働きが関係しているようです。
レム睡眠時、全身の筋肉は緩み休んでいる一方、脳は活発に活動をしているのです。

2、夢にも役割がある
毎日見ている夢は、ただ見ているだけではありません。
夢にはさまざまな役割があります。
〇記憶の整理と強化
日中の出来事や、学習したことを整理して、長期記憶として定着させる。
〇感情の処理
ストレスや不安を軽減し、精神的なバランスをとってくれる。
夢には嫌な経験や不安などのストレスを和らげる、癒しの効果があることも分かっています。
〇創造力の向上
新しいアイデアや問題解決のヒントを得ることがある。
夢は支離滅裂な内容が多いのですが、それによって古い記憶と新しい記憶が統合され、常識にとらわれない新しい発想を生み出していることが、最近の研究で分かってきました。
3、夢・おぼえていますか

夢をはっきりと覚えている人もいれば、全く覚えていない人もいます。
また、同じ人物でも、夢を覚えている日もあれば、忘れてしまう日もあります。
これには、脳の働きや睡眠の質、目覚めるタイミングなどが関係しています。
〇目覚めるタイミング
レム睡眠中や直後に目覚めると、夢を覚えている事が多い。
ノンレム睡眠(深い眠り)で目覚めると、夢を忘れてしまうことが多い。
〇脳の記憶処理
夢の記憶は、短期記憶として一時的に保存されるが、短期記憶はすぐに忘れやすい。
目覚めた後に、すぐに別のことを考えると夢の記憶が薄れてしまいます。
夢を言葉する、メモに残す、日記をつけるなど、夢に意識を向けると、記憶が定着しやすくなります。
〇睡眠の質
睡眠不足やストレスが多いと、夢を覚えにくい。
逆に、夜中に何度も目覚めるような浅い睡眠だと、比較的夢を覚えていることが多くなります。
〇脳の活動レベル
感情が強く動いた夢は、記憶に残りやすい、たとえば、怖い夢、感動的な夢など。
普段から想像力の豊かな人は、夢を覚えていることが多いそうです。
夢を覚えていたい人は、次のようなことを意識してみましょう。
〇目覚めたらすぐに夢の内容を思い出してみる。
〇夢日記をつける。
〇レム睡眠のタイミングで起きる。
4、楽しい夢と悪夢
楽しい夢と悪夢の違いは、脳の働きや感情の状態、ストレスレベルなどが関係しています。
〇脳の活動の違い
悪夢は、恐怖や不安を処理する「偏桃体」が活発になる。
楽しい夢は、快楽や幸福感を司る「前頭前野」や「報酬系ドーパミンシステム」が活発になる。
〇ストレスや精神状態の影響
悪夢を見やすい時は…
・ストレスや不安が強い
・仕事や人間関係で悩んでいる
・睡眠の質が悪い(夜中に何度も目覚める、寝不足など)
楽しい夢を見やすい時は…
・気分がリラックスしている時
・幸せな出来事があった時、
・十分な睡眠をとれている時
・趣味や好きなことをして満足感がある時 など
〇生活習慣の影響
寝る前に食べすぎたり、アルコールを摂取したりすると悪夢を見やすくなる。
眠る前にリラックスすることで、楽しい夢を見やすくなる。
例えば、ラベンダーの香りをかぐ、リラックスする音楽を聴くなど
悪夢はストレスや不安、トラウマなどが影響すると考えられています。
特に、睡眠不足や不規則な生活が続くと悪夢を見やすくなります。
一方、良い夢をみるためには、リラックスした状態で眠ることが大切です。
5、夢に経験が影響する
夢の内容が、日中の経験に左右されることがあります。
例えは、
・その日に見たドラマに似た夢を見る
・仕事をしている夢を見る
・毎日スポーツする人が夢の中でも練習していた
・英語を勉強している人が英語で話す夢を見る など
では、日中の経験が、どのような形で夢に現れるのかを見ていきましょう。
≪夢の実験≫
20人の被験者に、感情を刺激する映像を鑑賞してもらい、その後7日間に渡って、彼らの見た夢に、映像の要素がどのくらい取り込まれているのかを調査した実験があります。
この実験で、鑑賞した映像が夢に現れることが比較的多かった被験者をみると、映像が夢に現れる割合は7日間のなかでU字を描きました。
最初の夜に映像の内容が現れやすく、その後は現れにくくなりますが、また6日目、7日目になると現れる割合が高くなってきたということです。

詳しい理由は分かっていないようですが、記憶の固定化の過程と関係していると考えられているそうです。
映像を観た初日に現れた夢には「短期記憶」が、6-7日目に現れた夢には「長期記憶」が関係しているのではないか、ということです。
夢は単なる脳の活動ではなく、記憶や感情の整理、創造力の向上など、多くの役割を果たしていそうです。
眠っている間に見る「夢」について知って、毎日楽しい夢を見ることが出来たらいいですね。
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広告文責:株式会社COMAX JAPAN
私たちが眠っている間に見る「夢」。
その仕組みや意味について、ご存知ですか?
この記事では、睡眠と夢の関係について、化学的な視点と一般的な疑問を交えてご紹介します。

【目次】------------------------------------------
1、夢はいつ見るの?
2、夢にも役割がある
3、夢・おぼえていますか
4、楽しい夢と悪夢
5、夢に経験が影響する
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1、夢はいつ見るの?
自分はあまり夢を見ないと言う人でも、実は毎日のように夢を見ています。
これはいったい、どうゆうことなのでしょうか?
実は、夢を見ていないのではなく、夢を見ても起きるときには「忘れてしまう」だけなんです。
睡眠には二種類の状態、レム睡眠とノンレム睡眠があります。
レム睡眠は「浅い眠り」、ノンレム睡眠は「深い眠り」と表現されることもあります。
どちらの睡眠の状態でも夢は見ますが、質的な違いがあるそうです。
一般的にレム睡眠時に見る夢には、物語性があり、視覚的にも豊かだと言われています。
これには、レム睡眠時の脳の働きが関係しているようです。
レム睡眠時、全身の筋肉は緩み休んでいる一方、脳は活発に活動をしているのです。

2、夢にも役割がある
毎日見ている夢は、ただ見ているだけではありません。
夢にはさまざまな役割があります。
〇記憶の整理と強化
日中の出来事や、学習したことを整理して、長期記憶として定着させる。
〇感情の処理
ストレスや不安を軽減し、精神的なバランスをとってくれる。
夢には嫌な経験や不安などのストレスを和らげる、癒しの効果があることも分かっています。
〇創造力の向上
新しいアイデアや問題解決のヒントを得ることがある。
夢は支離滅裂な内容が多いのですが、それによって古い記憶と新しい記憶が統合され、常識にとらわれない新しい発想を生み出していることが、最近の研究で分かってきました。
3、夢・おぼえていますか

夢をはっきりと覚えている人もいれば、全く覚えていない人もいます。
また、同じ人物でも、夢を覚えている日もあれば、忘れてしまう日もあります。
これには、脳の働きや睡眠の質、目覚めるタイミングなどが関係しています。
〇目覚めるタイミング
レム睡眠中や直後に目覚めると、夢を覚えている事が多い。
ノンレム睡眠(深い眠り)で目覚めると、夢を忘れてしまうことが多い。
〇脳の記憶処理
夢の記憶は、短期記憶として一時的に保存されるが、短期記憶はすぐに忘れやすい。
目覚めた後に、すぐに別のことを考えると夢の記憶が薄れてしまいます。
夢を言葉する、メモに残す、日記をつけるなど、夢に意識を向けると、記憶が定着しやすくなります。
〇睡眠の質
睡眠不足やストレスが多いと、夢を覚えにくい。
逆に、夜中に何度も目覚めるような浅い睡眠だと、比較的夢を覚えていることが多くなります。
〇脳の活動レベル
感情が強く動いた夢は、記憶に残りやすい、たとえば、怖い夢、感動的な夢など。
普段から想像力の豊かな人は、夢を覚えていることが多いそうです。
夢を覚えていたい人は、次のようなことを意識してみましょう。
〇目覚めたらすぐに夢の内容を思い出してみる。
〇夢日記をつける。
〇レム睡眠のタイミングで起きる。
4、楽しい夢と悪夢
楽しい夢と悪夢の違いは、脳の働きや感情の状態、ストレスレベルなどが関係しています。
〇脳の活動の違い
悪夢は、恐怖や不安を処理する「偏桃体」が活発になる。
楽しい夢は、快楽や幸福感を司る「前頭前野」や「報酬系ドーパミンシステム」が活発になる。
〇ストレスや精神状態の影響
悪夢を見やすい時は…
・ストレスや不安が強い
・仕事や人間関係で悩んでいる
・睡眠の質が悪い(夜中に何度も目覚める、寝不足など)
楽しい夢を見やすい時は…
・気分がリラックスしている時
・幸せな出来事があった時、
・十分な睡眠をとれている時
・趣味や好きなことをして満足感がある時 など
〇生活習慣の影響
寝る前に食べすぎたり、アルコールを摂取したりすると悪夢を見やすくなる。
眠る前にリラックスすることで、楽しい夢を見やすくなる。
例えば、ラベンダーの香りをかぐ、リラックスする音楽を聴くなど
悪夢はストレスや不安、トラウマなどが影響すると考えられています。
特に、睡眠不足や不規則な生活が続くと悪夢を見やすくなります。
一方、良い夢をみるためには、リラックスした状態で眠ることが大切です。
5、夢に経験が影響する
夢の内容が、日中の経験に左右されることがあります。
例えは、
・その日に見たドラマに似た夢を見る
・仕事をしている夢を見る
・毎日スポーツする人が夢の中でも練習していた
・英語を勉強している人が英語で話す夢を見る など
では、日中の経験が、どのような形で夢に現れるのかを見ていきましょう。
≪夢の実験≫
20人の被験者に、感情を刺激する映像を鑑賞してもらい、その後7日間に渡って、彼らの見た夢に、映像の要素がどのくらい取り込まれているのかを調査した実験があります。
この実験で、鑑賞した映像が夢に現れることが比較的多かった被験者をみると、映像が夢に現れる割合は7日間のなかでU字を描きました。
最初の夜に映像の内容が現れやすく、その後は現れにくくなりますが、また6日目、7日目になると現れる割合が高くなってきたということです。

詳しい理由は分かっていないようですが、記憶の固定化の過程と関係していると考えられているそうです。
映像を観た初日に現れた夢には「短期記憶」が、6-7日目に現れた夢には「長期記憶」が関係しているのではないか、ということです。
夢は単なる脳の活動ではなく、記憶や感情の整理、創造力の向上など、多くの役割を果たしていそうです。
眠っている間に見る「夢」について知って、毎日楽しい夢を見ることが出来たらいいですね。
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